こんにちは、管理栄養士の五十嵐ゆかり(@igarashi_yukari)です。
「知ってお得な栄養学」をお届けします!
さっそくですが、今回は野菜の栄養素のお話。
子どもが野菜嫌いで栄養不足が心配、、という相談をいただくこと結構あります。
そこで、苦手な野菜の栄養素は、食べられる他の野菜でとってしまおう!という考えから、「苦手な野菜の代替早見表」を作成しました。
苦手な野菜の代替早見表について
それぞれの野菜に多く含まれる栄養素と、苦手な野菜がある場合に代わりに食べると栄養素がとれる野菜を載せています。表の味方は、例えばトマトが苦手な場合は、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEの枠内に表示されているトマト以外の野菜が代替野菜です。
苦手な野菜の代わりに代替野菜を食べることで栄養素がとれますが、野菜によって栄養素の含有量が異なるため、必ずしも十分な量の栄養素がとれるとは限りません。あくまで目安としてとり入れてください。
なお、野菜の多くに含まれるカリウムなどの栄養素は記載していません。また、肉や魚などの野菜以外の食品でとれる栄養素も記載していません。
※こちらの画像をスマホもしくはパソコンでダウンロードして拡大すると見やすいです。また、パソコンでダウンロードして印刷しても見やすいです。
野菜嫌いの克服は、それぞれの子どものペースで
子どもの成長スピードはひとりひとり異なるように、野菜嫌いの克服のスピードもひとりひとり異なります。
(子どもの頃は大嫌いだった野菜が、大人になったらおいしく食べられて驚いた!なんて経験をしたことがある方もいるのでは?)
これはあくまで私の考えですが、野菜に限らず「絶対に食べられるようにならないといけない」という食べ物はなく、嫌いなものが減って食事の選択肢が増えると、食事をより一層楽しんでいけるのではないかと思います。
野菜嫌いで不足する栄養素は他の野菜でとりつつ、大人も子どもも無理のないペースで野菜を食べられるようにしていくという選択肢があってもいいのではないでしょうか。
まとめ
野菜には表に記載した以外の栄養素も含まれるので、「苦手な野菜の代替早見表」は完璧ではありません。
「苦手な野菜以外の野菜でも栄養素がとれる」という選択肢があることで、子どもの野菜嫌いによる栄養不足に不安を感じるご家族の気持ちが軽くなったらいいな、という思いでご紹介しました。
子どもの成長に役立つよう、「苦手な野菜の代替早見表」を活用して、子どもが苦手な野菜の代替野菜を料理にとり入れてみませんか。
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